メンタルヘルス・マネジメント検定I I種(ラインケアコース)に独学で一発合格!
どんな試験なのか?
メンタル不調の社員が増加する傾向にあり、企業としてメンタルヘルスに力を入れていかなければならない時代です。
そのため、近年急激に注目されている資格でもあります。
受験を推奨している企業も多いようです。
資格取得にあたって、補助がでる企業もあるようなので、そういった確認もしておくといいでしょう。
試験のコース内容は以下のようになっています。
対象……管理監督者(管理職)
目的……部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進
到達目標……部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。
https://www.mental-health.ne.jp/about/より引用
メンタルヘルス・マネジメント検定2種(ラインケアコース)は管理者が部下のメンタル不調においての気づきや、事業所においてのメンタルヘルスケアの推進を学ぶ内容となっています。
しかし、管理者でなくとも受験資格はありますし、周囲の方のサポートでも役立つ資格といえるでしょう。
日程は3月と11月の年2回。
I種に関しては11月のみですので、注意が必要です。
合格率と合格点は?
配点……100点
合格基準……70点以上の得点
https://www.mental-health.ne.jp/about/より引用
7割の点数で合格とされています。
全50問ありますので、間違えられるのは15問までです。
現在のところ、他の資格のように合格率によって合格点が1点2点変わるという配慮はないようです。
合格率は以下のようになっています。
第25回……65.1%
第24回……76.7%
第23回……51.1%
第22回……67.9%
https://www.mental-health.ne.jp/data/より引用
近年の分のみ見ると比較的容易な試験かと思いがちですが、合格率が40%程度に落ち込む時もありますので、注意が必要です。
ちなみに私が受験した26回は48.7%とやや合格率が低くなっていました。
確かにちょっと見たことのない問題が多かった印象です。
90点には届きませんでしたが、なんとか80点以上を確保し、合格できました!
会場はどこ?
開催地は以下のようになっています。
札幌、仙台、新潟、さいたま、千葉、東京、横浜、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、高松、福岡
大都市でのみの開催となるので、それ以外の場所に住んでいると、メンタルヘルス・マネジメント試験を敬遠するひとつの理由になりそうです。
(今のところ、CBTやIBTの対応はしていないようですね:2021年9月現在)
しかし、多くの方が受験に来ていました。
多くの部屋が埋まっており、メンタルヘルス・マネジメント検定の人気さをうかがわせます。
キャリーバッグを携えて来る方もいらっしゃったので、宿泊をされて試験に臨む方も多いようです。
ちなみに九州は福岡での開催ですが、26回目試験は「福岡商工会議所」での開催でした。
駅からも近く乗り換えもないので、この回の会場は比較的楽だったと思います。
別の回では大学での開催もあったようなので、経路の確認などはしっかりと行っておかないと、当日試験会場につくのに一苦労することになりそうです。
勉強方法・勉強時間
おすすめは公式テキストと公式問題集です。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキスト II種 ラインケアコース<第4版>
メンタルヘルス・マネジメント検定試験 II種ラインケアコース 過去問題集<2018年度版>
しかし、公式テキストは読みにくいとの声が多々あるようです。
実際、自分も試験を受けるにあたって、公式テキストは購入していません。
そのかわり、こちらのテキスト兼問題集を購入し勉強しました。
これだけ覚える! メンタルヘルス・マネジメント(R)検定II種(ラインケアコース) 改訂2版
試験内容は網羅されているのですが、ネット上では「公式テキストのままだった」という声も見られましたので、不安がある方は公式テキストの購入をおすすめします。
確かに、この本だけでは見たことのない用語などがあるな、と感じた問題も何問かありました。
しかし、合格圏内を目指すだけであれば十分だと思います。
値段もけっこう違いますし。
勉強時間は1ヶ月程度あれば十分な内容です。
ただし、メンタルヘルスの内容に全く興味がなく、初めて見る内容ばかりという方はもう少し時間をかけた方がいいでしょう。
試験が終わったら……解答速報
毎回「リカレント メンタルヘルススクール」のホームページで当日夕方に解答速報が出ているようです。
また、数日後には「日本マンパワー」のホームページでも発表されています。
併せてとっておくとよい資格
メンタルヘルス・マネジメント検定の中でも「安全衛生管理者」という言葉がたびたび登場するのですが、こちらも併せて持っておけば、事業所内でメンタルヘルスの推進者として、ある程度の地位を築けるのではないでしょうか。
スッキリわかる 第1種衛生管理者 テキスト&問題集 2021年度版 (スッキリわかるシリーズ)
こちらは事業所の証明が必要な資格となります。
メンタルヘルスマネジメントと少しかぶる内容でもありますので、早期の受験をおすすめいたします。