【FP技能士2級一発合格の勉強方法は?】実技は「個人資産相談業務」がおすすめ!
FP技能士2級と言えば、長く人気な資格ですよね。
受験を考えているけれど、知識0でも合格できるのか?
合格率はどのぐらいなのか?
そもそも難しい?
色々と疑問もあると思います。
実際に自分がFP技能士2級に一発合格した体験から、おすすめの問題集や勉強方法、実技はどれがいいのか?等。
今回は「一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)」の主催する試験を中心にご紹介いたします。
実技試験は、日常生活に役立つ「個人資産相談業務」がおすすめ
FP技能士2級の実技試験は5種類あります。
きんざいで4種類、FP協会で1種類です。
そのため、どの実技を選択するかにより、申込む機関も異なります。
実技試験の種類によっては、毎回行っていないものもあります。
また、受験会場も異なることもありますので注意が必要です。
実技試験でおすすめなのは、きんざいが主催している「個人資産相談業務」です。
「個人資産相談業務」の出題範囲は以下のようになっています。
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
ファイナンシャル・プランニング業務に必要とされる倫理観と関連業法との関係を正しく理解したうえで相談に対する回答が行えること
2.個人顧客のニーズ及び問題点の把握
個人顧客の属性、保有金融資産、保有不動産等に関する具体的な設例に基づき、金融資産選択、不動産の有効活用、相続・贈与、ライフプランの策定、年金プランの策定、所得税・住民税等に関する相談における問題点及び顧客ニーズを把握できること
3.問題の解決策の検討・分析
問題解決に当たって、ファイナンシャル・プランニング業務に必要とされる知識に基づき、相談に対する適切な解決策の分析・検討ができること
4.顧客の立場に立った相談
顧客の立場に立ったうえで最も適切な問題の解決策を数値的な裏付けをもって提示できること
http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/2kyu/index.htmlより引用
ちなみに、日本FP協会の実技「資産設計提案業務」の範囲はこのようになっています。
関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
ファイナンシャル・プランニングのプロセス
顧客のファイナンス状況の分析と評価
プランの検討・作成と提示
https://www.jafp.or.jp/exam/subjects_02/より引用
あまり具体的には記してありませんが、出題範囲としてはきんざいの個人資産とそう変わりはないようです。
どちらも金融の知識を中心に、浅く広くといったところですね。
今回、きんざいの個人資産をおすすめしているのは、以下のような理由があります。
それは、比較的問題集で対策が取りやすいことです。
きんざいには、きんざいが出版・監修する問題集があり、試験もその問題から出題される傾向があります。
生命保険関係者は「生保顧客資産相談業務」がいい?
生命保険会社にお勤めの方であれば、「生保顧客資産相談業務」がいいのでは?と思う方も多いことでしょう。
生保顧客相談業務の内容は、以下のようになっています。
1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえた ファイナンシャル・プランニング
ファイナンシャル・プランニング業務に必要とされる倫理観と関連業法との関係を正しく理解したうえで相談に対する回答が行えること
2.生保顧客のニーズ及び問題点の把握
生保顧客の属性、保有金融資産、加入している保険商品等に関する具体的な設例に基づき、金融商品としての生保商品、法人顧客の保険経理、年金プラン策定、相続・贈与、税務等に関する相談における問題点と顧客ニーズを把握できること
3.問題の解決策の検討・分析
問題解決に当たって、生保商品を始めとする保険商品のほか、ファイナンシャル・ プランニング業務に必要とされる知識に基づき、相談に対する適切な解決策の分析・検討ができること
4.顧客の立場に立った相談
顧客の立場に立ったうえで、数値的な裏付けに基づき、最も適切な生保商品の紹介及び問題の解決策の提示ができること
http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/2kyu/index.htmlより引用
ここで問題となってくるのが、「法人顧客の保険経理」の部分です。
この法人顧客というのが、役員保険等の会社の経理が絡んでくる分野となります。
会社に出向いて、個人のお客さまに保険を売るいわゆる「職域営業」というものとはまた違います。
「生保顧客資産相談業務」を受験した方の中には、生命保険関係だから、と選択した方もいるでしょう。
しかし、法人向けの経験がなかったため、この「法人顧客の保険経理」という部分に悩まされた方も多いようでした。
生保顧客相談業務の合格率が低めの回があるのは、生保関係の知識がある=「生保顧客相談業務」がいいと選んだ、という理由もあるかもしれませんね。
生命保険会社にお勤めで、「会社向けの保険」を担当されている経験がある方ならば、迷わず「生保顧客資産相談業務」をおすすめします。
格段に合格に近づくでしょう。
おすすめの問題集と勉強方法
多少、金融の知識があるのならば、問題集だけで大丈夫でしょう。
ひたすら問題集を解いていきます。
実技試験も、こちらと同じシリーズの問題集を使用します。
ひたすらこれを解くだけでいいのですが、少し問題があります。
それは、とにかく問題集が分厚いことです!
通勤時間に勉強しようと思っても、持ち歩くにはひと苦労な分厚さです。
なにせ、一冊400ページ超えの厚さとなっています。
そのため、持ち歩きや通勤時間で勉強するなら、スマホでの学習がおすすめです。
年間利用者数が、14万人超ある安定したサイトであり、しかも他のサイトに比べて受講料もお安め。
外で問題集をながめていると、いかにも勉強しています!て感じになってしまって、ちょっとやりづらさもありますよね。
スマホを見ているだけなら、いかにも勉強いています、という雰囲気も出ませんしおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、FP技能士2級の実技試験、「個人資産相談業務」についてご紹介させていただきました。
ぜひ参考にされてくださいね。
FP技能士2級の後は、こちらも人気の簿記2級取得がおすすめです。